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狩りを終えて無事村に帰り、一息つく狩人は何を想うのか。 ここはそんな机の上・・・。
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以前「巨砲の産まれた意味は」という記事で、デュエルキャストについて少し触れたことがありました。
この銃は「動きが素早く、L2通常弾が有効な明確な弱点が存在し、かつ3発以上の貫通弾を連続して撃ちこめる時間を安定して取らせてくれない敵」を相手にすることをコンセプトとして造られた銃だ、と。

デュエルキャストの装填速度であれば、自身が撃てる一番リロードの重い弾であろうと、最速でリロードすることができるという速度においては右に出るものはいない銃です。
しかし一方で、全貫通弾の装填数が2発であるということは、貫通弾を使いたい相手のときに他の銃と比較してみると、どうしても攻撃量の差が出てしまいます。

そこで工房はやってくれました。
デュエルキャストの後継機・ネロデュエルキャストの登場です。



---------------------------------

ネロデュエルキャスト

攻撃力:432
リロード:速い
反動:中
スロット:---

装填数   LV1 2 3   装填数   LV1 2
通常弾      6/6/0   回復弾      0/0
貫通弾      2/3/4   毒弾          0/0
散弾               0/0/0        麻痺弾      0/0
徹甲榴弾       0/0/0     睡眠弾         0/0
拡散弾           0/0/0

火炎弾           0             捕獲用麻酔弾  0
水冷弾           0             ペイント弾         0
電撃弾           0             鬼人弾              0
氷結弾           0             硬化弾              0
滅龍弾           0


使用可能弾種を極限まで削り、取り回し易さに特化した決闘用弩の究極形。威力は絶大。


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デュエルキャストからネロデュエルキャストが造られるにあたって、何が変更されたのでしょうか。
それはとても単純なもの。貫通弾の装填数です。
LV2貫通弾の装填数が2発から3発に、同じくLV3貫通弾の装填数が2発から4発に増えました。
これは、デュエルキャストにおける革命です。

前述したとおり、貫通弾の装填数の差は他の銃と比べたときに攻撃量の差となって現れます。
しかしL2、L3貫通弾の装填数が増えたことによりその問題は解決され、むしろボウガンのスタンダードである貫通弾の装填数3発というものを越してさえいるので、貫通弾による火力の勝負でも他のボウガンを圧倒します。


ここまで読んで、え?と思われたかと思います。
ボウガンにとっての主力弾装であるLV1貫通弾の装填数は2発のままなのに何言ってるんですか?
そんな声が届いてきそうです(笑。
LV1貫通弾は他のボウガンに劣り、L2弾は他のボウガンに並び、使えないL3弾だけが他のボウガンより秀でているだけで火力が上がるわけがない。
そうでは、ないんです。


一つ一つ考えていきます。
基本的にボウガンの弾丸レベルというものは、レベルが上がれば威力が上がる、というものではありません。
それぞれの弾丸レベルは対象の大きさに比例すると私は考えています。※状態異常弾はこれに該当しません

通常弾のLV3は、ヒットした際に兆弾します。
辺り具合が多大に影響しますが、兆弾は敵の体積が大きければ大きいほど当たる確率が大きくなります。
貫通弾はレベルが上がればヒット数が増えます。
これも敵の体積が大きくなるほど最大ヒットを狙いやすくなります。
拡散弾はレベルが上がれば小爆弾の数が増えます。
これも当然敵の上方面積が大きければ大きいほど当てやすくなります。
これらがどうデュエルキャストの火力に絡んでくるのか。


これも例外はありますが、敵はサイズが大きくなればなるほど動きは鈍重になります。
リアレイアとグラビモスとラオシャンロンを比べてみましょう。
これらのモンスターの機動力は目に見えて明らかです。

ではここで、モンスターのサイズごとにそれぞれの貫通弾を当てはめてみると・・・。
リオレイアに対して(閃光弾などの拘束手段を用いずに)3発以上のLV1貫通弾を有効に撃つことができるでしょうか。
もちろん適当に撃てば簡単に撃てますが、キチンと弱点を通る芯を通し、かつヒット数最大という一発で最大火力を誇り、そしてなおかつ反撃を食らわないタイミング。
そんなタイミングは私の腕では2発撃つことが限度です。
決してLV1貫通弾をこのサイズの敵に撃つ装填数の2発は少なくはないのです。

グラビモスに対してLV2貫通弾を撃つ。
こちらも同じ理由で3発という数は少なくない。基準値の3発に並んでいるということもありますし、グラビモス相手に精確かつ最大火力を考えると3発は十分な数です。

そしてラオシャンロンに対してLV3貫通弾の装填数4発。
貫通メインで攻めたい相手に持つ装填数をしては頼もしい以外の何者でもありません。
ちなみにこの4発という数字はちょうどラオシャンロンの一歩に相当する時間であったりします。
前述したとおりデュエル系はL3貫通弾を「速い」で撃つこともできるので、相手が大きくなればなるほどその強みを発揮できるでしょう。


このようにネロデュエルキャストの貫通弾の装填数は、一回のリロードで対象のサイズのモンスターに最大効率で撃つことのできる貫通弾の装填数を想定して造られたものなのです。

そして、モンスターハンターの世界の時間の流れでは、P2からGに時が流れる際にLV3貫通弾に改良が加えられています。
ここでも工房はがんばってくれています(笑。
LV3貫通弾の反動はラオ砲とダオラ系ボウガン以外では反動:中の影響で撃ったあとに反動を受けてしまいました。しかし今作ではL3貫通弾の反動は軽減され、全てのボウガンでノーキックで撃つことができるようになりました。
このこともネロデュエルキャストの性能に拍車をかけることとなります。


以上のことにより、ネロデュエルキャストは以前の「通常特化・貫通使用可能」から「通常・貫通特化」に変化した銃だと言えるでしょう。


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さてここまでデュエルキャストからネロデュエルキャストへの変遷を書いたわけですが、この銃のコンセプトの移り変わりは愛好者にとっては複雑なものかもしれません。
デュエルキャストにはその硬派な装填可能弾種に惚れて好むガンナー様が多くおられます。
その通常弾を撃つことに特化したストイックさは、他の銃には見られないものです。
銃に限らず、自分のやるべきものがはっきりとしている物事はとても美しいものです。

しかし私個人の思いとしては、この改良は『進化』だと思うことができます。
コンセプトが変わってしまったにせよ、この銃の大本にあるものは変わりません。
あくまでも通常弾・貫通弾という決闘用に造られた銃であることに変わりはありません。

加えて私はLV3貫通弾が大好きで(笑、どうにかこの弾を有効利用したいと考えていたので、私にとっては今回のネロデュエルキャストの改良はとても嬉しいことです。


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さていつも通りとても主観の混じった文章になりましたが、どうでしたでしょうか。
P2の時代から好んで使用することも多かったので、いつもより思いいれが強く入っています。
冷静に、客観的に~って書きながら思っているんですが(笑、こうなってしまいました。

さて今日はこのへんで失礼しましょうか。
またお会いしましょう、このノートの上で。

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無題
こんにちわ、カールおじいさんです。

ネロデュエルキャストの考察、とても楽しく読ませていただきました。「飛竜のサイズに合わせた最大効率の装填数」という発想に至られたのはさすがだと感心してしまいます。

この着眼はシュガシュガさんが多くの狩猟を経験し、切磋琢磨してきたが故だと思います。機会があれば、また他の銃の考察も読んでみたいです^^

それでは、次回の記事も楽しみにしています。

PS.ヤマツカミに挑戦されているようで、何かお力になれないかと思ってライトボウガンで試しに行ってきたのですが・・・。これといった収穫もなくあきらめて帰ってきました(涙

通常弾3が腹付近でやたら兆弾するなあとは思ったのですが、意図的に利用するのは無理かもわからんね。
カールおじいさん URL 2008/05/01(Thu)11:46:55 編集
お返事:無題(カール様)
こんにちわー、いらっしゃいませカールさん。ごゆっくりとしていってくださいね。

ネロデュエルの考えはあー、何か熱くなりすぎたかなー。なんて考えてしまっていたので、楽しんでいただたのであれば何よりです^^
これも違うガンナーさんがネロを見るとまた少し違ったネロデュエルが見えるのでしょうね。
記事ではラオ砲ばかり扱っているので、ラオ砲バカと思われていそうですが(笑、ラオ砲以外のボウガンもみんな好きだし触っているんですよー。

ヤマさん思ったより手ごわいですね;書きたいことがありすぎて少し狩猟の手は止まっていますが、まだまだ諦めませんよ!
カールさんや他のハンターのみなさんから寄せられるこれなんかどう?といった攻略の糸口は大変ありがたいです。というのも私が想像もつかないような方法が寄せられることもあって、それが討伐に結びついたりするんですよね。
本当にありがたいことです。

それでは今日はありがとうございました!またいつでもいらしてくださいね。
失礼します。
シュガシュガ URL 2008/05/01(Thu)21:45:36 編集
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シュガー
性別:
男性
自己紹介:
新大陸にて狩猟活動中。
狩人の矜持と思い出は十年の時を越える。
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