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狩りを終えて無事村に帰り、一息つく狩人は何を想うのか。 ここはそんな机の上・・・。
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着替えの必要はない。
昨夜は一睡もできなかったからだ。

一晩中文献を読み漁っていた。
出来上がるその一丁が待ち遠しくて、一足先に出会った気になりたかったのだ。
文献も工房のカタログも、もう勝手にこのページが開く。
初めてヘビィボウガンを手にしたそのときから、ずっと憧れていた。

太陽が昇る。
窓から入ってきた小鳥に気がつき、ふと外に目をやる。
坂の下で工房のおばあちゃんが小さな背を伸ばし、大きな欠伸をしていた。

「完成したんだ・・・!」

私は扉を叩くように開け放ち、坂を駆け下りた---。


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こんにちわ、シュガシュガです。
上のノベル風味なシーンは、アリスが老山龍砲・皇を手に入れたときのことです。

今朝、念願のG級武器、老山龍砲・極を手に入れることができました。
G級岩山龍に初めてソロで挑んだ戦いで、見事老山龍の天鱗を得ることが出来たのです。


工房を訪ね、ようやく手に入った老山龍砲・極。
正直、とても嬉しい。
仲間達は、私が上位武器であるラオ砲・皇をGクラスに担いでいっても嫌な顔一つせず共に戦ってくれました。
独りで戦う分にはまだまだ火力不足を感じさせない皇ですが、やはりGクラスに担いで行っては皆に申し訳ないこともあります。
そんなこともあって私は早く極が手に入ることを、強く望んでいました。

しかし、極を手にした今、一抹の寂しさのようなものが私の中を駆け巡ります。
その正体は、何なのか。


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私はヘビィボウガンを手にすることになったとき、様々なヘビィボウガンに関する文献を探し、読み漁りました。
そしてそのほとんどの記事に書かれていたこと。
「最強のボウガン、老山龍砲・皇」

私が閲覧したそのほぼ全てに、老山龍砲に対する熱い想いは書かれていました。
これほどまでに多くのガンナーに愛されたボウガンが、他にあるのでしょうか。

私の狩人としての履歴はMHP2(2はほとんどナシ)から始まったものではありますが、私の中には遙か昔、ポッケ村以前からの老山龍砲・皇の記憶が刻み込まれていたような気がします。
恐らく読んだ文献にMHGや2の記録が多かったことが関係しているのかもしれません。
文献の中で(妄想の中で)私はいつも皇を担いでミナガルデを走り回っていたし、皇を担いで憧れの英雄達と肩を並べていました。

だから初期の頃からラオ砲にカタチの良く似た(性能も少し似ている)クック砲を使っていたし、私の大艦巨砲好きもそんなところからきているのかもしれません。
とにかく私の中では老山龍砲・皇はヘビィボウガンの象徴として、強く深く存在しているのです。

老山龍砲・皇はずっと私の憧れであったし、いまでも憧れです。
老山龍砲と歩く は、この銃に出会うために歩いてきた道です。
これより性能が高いボウガンが事実存在している今でも、このボウガンを捨てたくはない。
それを裏付けるものかどうかはわからないけれど、私は今回極の製造に必要な「老山龍の天鱗」を手に入れたときよりも、皇を手に入れるため何度も何度も挑戦して剥ぎ取ることの出来た、「老山龍の紅玉」を手に入れたときのほうが、何倍も幸せでした。ドキドキしてた。


今回のGクラス解禁により現れたGクラス武器。
この扉の先のモンスターへの挑戦には、非常に頼りになる相棒達です。
恐らく私も老山龍砲・極を担ぎ狩場へ向かうでしょう。

しかし、本当の意味で気兼ねなくできる独りでの狩りのときだけは、皇を担いでやろうと思うのです。
私だけは、皇を担ごうと思うのです。

同情ではなく、マゾヒズムでもありません。

何故なら私が信じた『最強』とは、老山龍砲・皇以外にありえないからです。


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今回の記事は本ブログ始まって一番の独りよがりな文章となりました。
付き合っていただいた皆様には本当に申し訳ございません。
次回こそは狩猟記録を書くことができればいいな、と思います。

それではこれで失礼します。
またお会いしましょう、このノートの上で。


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「これからよろしく、極。」

「これからもよろしく、皇。」


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相棒というもの
初ソロで天鱗入手ですか……老先生、愛弟子相手に空気を読みましたね(笑)

今回の記事に記されていたシュガシュガさんのお気持ちに、非常に共感するものがありました。
というのも自分もスノウギア=ドライブの“魂”を受け継ぐ後継機を前にした時、嬉しいのと同時に何か寂しいような感覚を覚えたからです。
(“直接生産”という点がそう思ってしまう原因なのかもしれませんね)

今では「やはり自分の相棒はスノウギア=ドライブ以外には無い」という思いに至っていますので、シュガシュガさんの老山龍砲・皇への変わらぬ思いが嬉しく、また頼もしく感じました(笑)
互いに魂を受け継ぐ武器たちともしっかり付き合いながら、相棒と『モンスターハンター』に踏み込んで参りましょうか。

と、それでは今回はこの辺りで失礼致します(ぺこり)
これからもどうぞ、老山龍砲たちと素敵な狩りを。
ラーム URL 2008/05/04(Sun)06:19:35 編集
お返事:相棒というもの
いらっしゃいませラームさん。
今日もゆっくりしていってくださいね!

ほんとあっけに取られるくらい簡単に出てしまって、少し困ってます(笑。
ただ今回の天鱗は上位ラオにおける紅玉のドロップより、かなり入手確率は高いのではないかと思っています。
というのも仲間内では一度の討伐で3個出た者が二人もいたりして、すこしありがたみは薄くなっていたりします(笑。
今作は天の山菜チケットの存在もありますし、そんなところも少しありがたみを減らす要因であったり。

仰られるように、私も「直接生産」がこの寂しさを感じさせる大きな要因となっている気がします。
もちろん近接武器と同じように「派生」したものだと考えれば済む話なのですが、それではこの手元に残った皇があまりに・・・。

また記事で書いた「皇に対する憧れ」がとても強いのがもう一つの大きな原因です。
もう信仰心って言い換えてもおかしくないくらいの(笑。

カッコいいんですよね、文献の中の英雄たちって。
こんなことを達成したぞ、こんな思い出狩りをしてるぞって、眩しいくらいに輝いている人たちが文献の中でラオ皇について熱くかくものだから、私が憧れないはずはないんです(笑。
さすがにミーハーで武器を選ぶステージは過ぎ去りましたが。

たぶんラームさんはわかってくれるだろうな~って思ってました(爆。
だってラームさんも間違いなくスノウギアが『最強』だと信じているとおもっていたから。

さて少し長くなりましたが、この辺で失礼します。
ラームさんもどうぞ、スノウギアと良い狩りを!
シュガシュガ URL 2008/05/04(Sun)12:56:22 編集
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著者
HN:
シュガー
性別:
男性
自己紹介:
新大陸にて狩猟活動中。
狩人の矜持と思い出は十年の時を越える。
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