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狩りを終えて無事村に帰り、一息つく狩人は何を想うのか。 ここはそんな机の上・・・。
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▼色々とっ散らかしてる事
・古代樹アンジャナフ追跡線及び風読み
・地形戦術論
・操虫棍解説
・ライトボウガン練習
・スラッシュアックス練習
・パッキング考

リアルがとにかく落ち着かないのでソロ計画も中々進まない。まーそれ以上にモンハンできたときはマルチが楽しくて仕方ないという……。ま、発売前のこちらの予想以上にいいゲームに生まれてくれたので、新大陸とは焦らず長い目で付き合っていこう。
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初めてモンスターハンターを起動してキャラメイクを終えた直後、この状態のハンターは誰しもハリガネ製の棒人間である。それは「HUNTER」という記号でしかない。それでは棒人間に血肉を施し狩人としての魂を宿しているものとは、一体何物なのであろうか。

所謂ロールプレイというものがある。本来はTRPG由来の役割、役回りを指すのだろうが、広い意味でキャラクターを演じる=個性の表現と言った意味で使われることも多い。その人物の性格や口調、趣味嗜好など、これらも確かにハリガネ棒人間をハンターらしく肉付ける材料だ。でもそれだけではハンターはハンターとして成立しておらず、そこには顔が描かれていない、まるで『のっぺらぼう』なのだ。
お気に入りの猟装を揃えた。武器も拵えた。どうだ、これがハンターか!いや、それでもまだ足りない。これではのっぺらぼうが服を着て歩いてるに過ぎない。

ハンターがハンター足り得る最重要の一(イチ)とは、『技』だ。モンスターハンターはアクションゲームである。モンスターハンターを構成しているものはアクション要素だけではないが、核であるのは最初から最後までまでアクションゲームの部分だ。
これは必殺技、という限定した意味ではない。モンスターの挙動、フィールドの構造、仲間との連携、武器の扱い。ディアブロスの尻尾通常6連、ヤマツカミ目ハメ、回復弾を始めとした支援戦術、老山龍の歩行速度に合わせた独自戦技……。まだまだ、世間に知られていない隠された狩猟のための『技』というものが、たくさんあるはずだ。これらを自分のもの、もっと言えば自分だけのものとしているからこそ「HUNTER」という記号から一人のハンターとして成立させている(その技を広めない、という意味ではないですよ)。
逆に言えば。これを追求することこそがモンスターハンターの深淵であると僕は思っている。初めてイャンクックを倒した瞬間、初めてリオレウスを倒した瞬間、ハンターの顔は描かれる。狩りの軌跡や実績はハンターの顔立ちを形作る。しかしそれは時間の経過と共に段々とまたのっぺらぼうへ向かって退行し、「かつてハンターであった」という事実のみが残る。それは過去の栄光なのか、狩人の残滓であるのか。

それが悪いことである、と言いたいわけではない。僕自身MH:Wの蓋を開けるまでは二ヶ月も続け更に遊び足りないと思うまでの器量が新大陸にあるとは到底思っていなかった。MH:Wに飽きたら次のゲームへ仮想体験を求めてふらふらと向かうのはゲーマーとしてごく自然なことであるし僕自身いつかそうなるだろう。
話を戻すが、モンスターの強弱というのは、実はそこまで重要なことではない。技を振るうのはいつだって自分であるからだ。昨日の自分、先週の自分、先月の自分、7年前の自分。今日の僕は昨日より成長することができただろうか?いや、今日は全然ダメだったな……。明日はこうやってみよう。『技』とはこれらの連続を繰り返し、繰り返し、一定の成果へ辿り着いた証を『技』と呼ぶに過ぎない。
狩人が「狩人でありたい」と願うであれば、技を向ける相手が何であるかより、自分の『技』とは何であるのか、を自身に問い掛けてみてはいかがだろうか。成果だけが狩猟ではない。過程を楽しむことこそ、本当に大切なものなのだから。
「何故グレイトボウガンでないのか?」
クロスブリッツを使い続ける限りずっと付いて回る問い掛けではある。トップエース用に仕立てられた最新鋭の軽弩より、取り回しのいい量産機を使いたいだとか、支援弾種を捨て攻撃弾種に絞ることでアタックガンナーとして生きたい、だとか。ま、その理由を考えればいくつか出てくる。ただアマノジャクなだけかもしれない。それでも僕の中では答えは出ている。
グレイトボウガンよりクロスブリッツを使った方が頑張れる、楽しめる気がする。それだけだ。ロールアウトされた老山龍砲・極を手に取らず、老山龍砲・皇を使い続けたあの頃と何も気持ちは変わらない。
一週間溜めた気合いをノヴァさせようといざ、龍結晶の地へ。獲物は歴戦テオ。相方は昔自分が、その背中を追い続けたハンター。今回の狩猟では彼は得意とするライトボウガン、こちらがヘビィボウガンとガンナーコンビで炎王討伐へ向かった。
毎日とは言えないが、テオ戦は一週間それなりに練習していた。狩猟自体は無事討伐へと至ることができたのだが、やはり歴戦個体と通常個体のダメージ差は歴然で、一度のミスから回復にかける時間の長さとそれを取り戻そうとする焦りから負のスパイラルに飲み込まれた。リロードを狩られ、爆導索から逃れることができず、ノヴァから離脱しようとした先が壁という絶望。おまけに一部始終を記録した動画を撮り逃すという失態まで付いてきた。今回、何か「これができた」というハイライトを思い出せることはない。狩猟を全うできたのはひとえに相方のハンターが僕を強く励まし労い、炎王を巧みに捌きながらも向けてくれた回復弾のおかげだろう。
もちろん約束していたデュオ狩猟自体はとても楽しかったのだが、悔しさも同じくらい残るひと狩りとなった。このままでは、終われない。いつになるかはわからないが、今度はこちらから炎王にお誘いしたい。
著者
HN:
シュガー
性別:
男性
自己紹介:
新大陸にて狩猟活動中。
狩人の矜持と思い出は十年の時を越える。
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