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私キッドは今、フルフルのねぐらから少し離れたところから、彼を観察している。
話は半年前にさかのぼる。以前から希望していた王国書士隊に任命されたのだ。
王国書士隊とは、この世界の歴史・地理・気候・生物・物質・現象・・・。ありとあらゆる分野において研究・解明し、それを書物として残したり、またそれらの情報を統一し、体系づけることが仕事であるハンターたちのことである。ようするに、研究家だ。
私は各地での研修を終え、正式に王国書士となった。
そして今、私はフルフルを観察している。以前から疑問であった、フルフルの生態の中でも特に不明な、フルフルの知覚を調べるためである。
今、私の手には、こやし玉が握られている・・・!
-ある王国書士隊員の調査記より-
このノートを書き始めて以来どうも陰が薄かったキッドですが、王国書士なんかになっていたんですね。
偉そうに(笑。
さて今回はそのキッドとともに、私自身気になっていた、フルフルの「知覚」について考えてみたいと思うのです。
まずは現在編纂されている王国書士隊の調査からみていきましょう。
『完全に目の退化したフルフルは、どのように他の存在を認識するのか。多くのハンターから寄せられるのは、しばしば匂いを嗅ぐような動作を見たという報告から嗅覚が発達しているのではないかという説が有力だが、ある研究者の記録では匂いもなければ音も立てないものを察知したともある。しかし、捕獲された個体を調べても、この能力に関する決定的な器官が発見されたなどということはなく、どの説も実証を得られていないのが現状だ。』
ハンター大全2 第二章 生物編 より
とあります。一度まとめてみましょうか。
・フルフルは目が退化していて、耳や鼻などの器官も外からはみられない。
・匂いも音もそれが察知された原因であるという確証がない。
今現在わかっている情報はここまでです。
重要なのは二番目の「嗅覚か聴覚か、それ以外の知覚によって対象を認識するのかわからない」ということです。
では、まずは匂いと音でフルフルは反応するのか、それをまずは調べてみましょう。そうすればそのどちらかで反応するならば答えは出ますし、出なければ嗅覚・聴覚ではないということになりますし。
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★★★★★★★ 沼地に降り立つ赤い影
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アイテムこやし玉
角笛
音爆弾
双眼鏡
ペイントボール
千里眼の薬
ホットドリンク
こんがり肉
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作戦まずは嗅覚調査。
真剣な目的でこやし玉を使うことは初めてなんで、まずは適当な飛竜に試してみました。
使って初めてわかったことですが、こやし玉は未発覚状態でしか飛竜を現エリアから移動させることはできないようです。
未発見状態でリオレイアの知覚にこやし玉を撒いてみるとアラ不思議、レイア嬢はあっという間に他エリアへ移動していきました。これ、レウス戦なんかには使えますね。
次に聴覚調査。
角笛はエリア全域にモンスターの嫌う笛の音を飛ばすことができます。しかしそれでもフルフルがこちらを向かない場合には、(発覚されてから)至近距離での音爆弾の使用です。
聴覚に優れるモンスターに音爆弾をぶつけると、音響効果によりなんらかのアクションを起こします。
ブロス系やガレオスは潜行中にのみ有効ですが、砂上に引きずり出されますし、イャンクックという飛竜は大変聴覚に優れているモンスターで、音響効果を食らうと眩暈を起こします。
イャンクックのように常時(怒り時以外)反応を示す場合にははっきりしているのですが、前者のようになんらかの行動中にのみにしか音響効果を受け付けないのならば、その行動の全てに音響効果の影響があるのかを考えなければいけません。それでも何の反応も示さないようならば、角笛での検証と合わせて、聴覚による対象の認識という可能性はあまり高くはないということになります。
とりあえず前編では、フルフルに対するこやし玉の効果を調べるとしましょう。
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エリア6からのスタート。今回は討伐目的と違い、あくまでも調査目的なので、待ちの作戦です。エリア9でフルフルにペイント玉を付着させて、エリア2のエリア3につながる洞穴の入り口まで走り、ただひたすらフルフルが現れるのを待ちます。
・・・・・・・・・。
こやし玉を片手に待ち続けるキッドですが、中々フルフルが現れません。
フルフルはエリア9→3→4→6→9と移動したようです。
痺れを切らしたキッドは(ここらへんがまだまだ初心者書士です)フルフルのもとへ向かいます。
気づかれないようにエリア9の端で待機、奴はこちらに背を向けてたたずんでいます。
気づかれないように、気づかれないように・・・、奴に少しずつ近づき、こやし玉を投げます!
ビュンッ!
こやし玉の芳香はフルフルの身体を包み込みます。
・・・しかし、何の反応もありません。まだ未発覚状態は維持しています。
数秒経っても何の反応もありません、煙が無くなったあとでキッドが近づくとその時点で初めて「!」のマークが表示され、初めてキッドが察知されました。
フルフルにはこやし玉は効果がなかったようです。
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どうやらフルフルにはこやし玉の匂いを嗅ぐことはできず、嗅覚で対象を察知する可能性は薄くなりました。
そして聴覚と、それ以外の知覚器官をつかっている可能性が残ります。
ぞれでは聴覚以外の知覚というと、どのようなものがあるのか。
実はもういくつか思いつくものはあるのですが、そのへんはまた次回に。
それではまたお会いしましょう、このノートの上で。
生態調査、面白そうですねー(笑)
こういった試みは大好きです。
Gの頃ですと角笛には反応を見せていたように思いますが、はてさて……。
キッド君の報告を楽しみにさせていただきます(笑)
そういえば、フルフルが雪山の山麓川岸(エリア1)にやってくる時、まだフルフルが空中にいる時にポポが逃げ出します。
ポポの習性を考えればそのタイミングで発覚になっているんでしょうね。
目が良いはずのレウスでも着地する前に発覚になる事はないのに……。
自分はその事も不思議に思っています。
おっと、つい日頃の疑問を……(爆)
支給品が早く届くようにギルドマネージャーに泣き落としをかけておきますので、調査頑張られてください(笑)
それでは、今回はこの辺りで失礼致します。
どうぞこれからも良い狩りを!
追伸:
Dosでのドスファンゴ潜行の件、非常に驚いております(爆)
自分ももう結構な間やっておりますがまだ目にした事はないので……。
やり尽くしたと思えるシリーズにもまだまだ不思議な事があるものですね(笑)
いやもう、正直楽しいです(笑。前々から気になってはいたんですけど、こういうどうでもいいことを調べて楽しめるのも、モンハンの楽しみの一つですよね。
ポポの危険察知能力、というかこのゲームの草食動物の危険察知のよさはよく表現されてますよね。
外見からするとポポなんて特別目も耳も鋭い感覚を持っているようには見えないのですが。このへんが後編の無いように絡んでくることになるのですが・・・。
このコーナーでは以前ラームさんが話題にされてた龍属性の謎や、主に世界観の設定がどのようにされているのかというところを書いていこうと思ってます・・・あ、ホットドリンク届いたみたいです!これでもう少し耐えられますね(笑。
ドスファンゴ潜行の件ですが、もちろんその一度しか目にしたことはないのですが、間違いなくバグではなくドスファンゴの行動として潜行していったということは確信できます。
潜行時にドスファンゴがおもむろに下を向き、土煙を上げて潜っていきましたから・・・。
このゲーム、まだまだ謎がいっぱいです。王国書士隊はまだまだ活躍できそうですね。
いつもありがとうございます、またいつでもいらしてくださいね!
それでは失礼します。
狩人の矜持と思い出は十年の時を越える。